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ねえ、大好きなんだけど。

第7章 七夕の日



「……涼太は知ってるんですか」

「ええ。
あちらのご両親とかなり昔に
いいなずけとしてお話してあったのよ」

「……はあっ」


「明日の
誕生日パーティーにいらっしゃるから
ちゃんとご挨拶なさるのよ?」

「はい…」

「じゃあもう寝なさい。
松下、この子を寝かせて?」


「かしこまりました」


松下があたしを
寝室に連れて行く。

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