ねえ、大好きなんだけど。
第10章 準備なーう
執事やメイドが廊下を
いったりきたりと忙しそうに
走っていく。
「…はぁ…お嬢様!」
びくっ
「こちらにお戻りください!
何回目ですか!
楽しみなのは十分承知ですが
あまりにも落ち着きがないのは
こちらとしてもとても困ります!!」
しぶしぶと松下の前の椅子に戻る。
「ごめんなさーい」
「落ち着きがないのは
お嬢様としてとても
恥なことなのですよ?」
まーた始まった。
只今松下とスピーチの
練習中。
パーティーまではまだ1時間30分も
あるのよ!
めんどっ←
でも…緊張する!!!!!