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missing☆ring【完】

第3章 4年前。

「裕実とヨコヤンって付き合ってんの?」



私が綾子に聞かれていた昼休み。




「陸先輩って裕実先輩と付き合ってるんですか?」



女子の後輩に呼び出されて聞かれていた。






「「付き合ってないよ。友達だよ」」




答えは同じ。

陸と私は友達。

最近似てることに気付いた。




母子家庭の私と両親が花屋を経営している陸。
陸には3才年上のお姉さんが居たけど、異性だから必要以上に話すことはないと言っていた。



だから、寂しくても寂しいとは言えない。
言えない言葉を飲み込み笑う。



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