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幼なじみと○○

第3章 ふたりきりで。

眉間にシワを寄せたままで返事が返ってこない。

「ねぇ綾、ダメ?なら別の場所でいいけど…」

「…いいよ」

少し時間をおいて、溜め息混じりに返事が返ってきた。

「んじゃさっそく今日からお願いしていい?今日は母さんは夕方から出かけるし、父さんも帰り遅いから、ゆっくりしていっても大丈夫だよ」
                    
「…それどういう意味?」

「どういうって、そのままの意味だけど…」

本当にそのままの意味だったのだが、また溜め息をつかれてしまった。

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