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幼なじみと○○

第5章 失態。

俺、篠田春17歳。

今、手に持っているのは返却されたばかりの数学の答案。

今回のテストには自信があった。

が…。

「や、やばい…」 

その紙に書かれていたのは、解いた式と、その上に乗せられた赤いバツ印、そして右上に16。

赤点だった生徒はこれから毎日補習、そう言い放った先生は悪魔のように見えた。


「…自身あるんじゃなかったの?」

そう言ってきた綾の点数は93点。

流石です。

俺は綾に反論できないまま放課後の補習を受けにいった。

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