テキストサイズ

幼なじみと○○

第1章 俺の幼なじみの。

学校からの帰宅途中、携帯を教室に忘れたことに気がついた。

「最悪。取りに行くか…」

俺は少し暗くなりかけている道を引き返した。
                
学校に着き、教室の前まで来て、中に誰かがいるのに気がついた。
              
「(安藤さんと、綾!?)」

俺が綾を見ると、綾がこちらをチラッと見た。

綾が俺に向かって何か企んだような笑みを浮かべたあと

安藤さんとキスをした。

「…っ!」

その瞬間胸に何かが突き刺さる感覚に襲われた。

そしてわかってしまった。
                     
今俺は、安藤さんが綾にキスをしていることではなく、綾が他の人に、俺以外にキスをしているのがショックなんだと。

俺は涙がぼろぼろ出てきた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ