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幼なじみと○○

第1章 俺の幼なじみの。

「安藤サン、もう帰っていいよ」

「え…私もうちょっと永森くんと楽しみたいな…」

綾の声と、安藤さんの熱のもった声が聞こえてくる。

早くこの場から立ち去らないといけない、そう思うのに足がすくんでできなかった。

「…はぁ、もう帰ってって言ってるじゃん、それに、ハル今廊下にいるよ?」

「し、篠田くんが?!」

「……だからさ、とっとと帰れよ邪魔」

そう綾が冷たく言い放ち、安藤さんは顔を真っ赤にしながら教室を飛び出してきた。
                    
その時、目を腫らしながら泣いてる俺を見て
                     
「ち、ちがうの!これは…!」

などと言い出したが、綾が睨むとアタフタしながら帰っていった。

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