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暗闇で恋しましょう

第15章 好奇心8割 真心2割

そして、絶賛それらを出しまくっている水上さん。


珍しく且つ新鮮で私の好奇心は増すばかり。


なのに、またその優しさが水上さんに変なブレーキを掛けさせ、自分の中で片付ける、なんて言わせる。


そんなことをするものだから、増した私の好奇心は



もっと曝け出せよ!



なんて、どこぞの熱いスポーツ選手みたいなことを、叫んじゃうんだ。


だけど、その裏、思うのは水上さんの心の負担のこと。


ことある事に自分のせい。


不平不満だって口にせず、自分の中ではい、終了。


そんなことを続ける水上さんの心は、果たして大丈夫なのだろうか。



「………大丈夫なわけ、ないよね…」



ぽつりと呟き、決心する。


私の好奇心、及び、水上さんの心の健康の為、水上さんに全てを吐き出してもらおう。

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