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だけど、今回の相手は遊園地。


ゆう、えん、ち！！


嬉しくて、足がパタパタと動いてしまう。



「……………望みになったのは、今、か」

「で？行くのか行かないのか」

「……はぁ、二者一択のようで一者一択じゃねぇか…………少し、考えさせろ」



ひぃちゃんの声のトーンから、何かを察し、しゅんと気持ちが落ちた。



そうだよねー………

ひぃちゃんと遊園地

想像つかないもんねー



いじいじとわざとらしく床を指でぐりぐりする。


ちらっちらっとこれまたわざとらしく、ひぃちゃんを見やる。


水上さんの“は？”という威圧も相まってか、ひぃちゃんは渋々口を開く。



「……………………………前向きに、考えさせていただきます」



その言葉に、私の気持ちが瞬時に舞い上がったのは言うまでもない。