
暗闇で恋しましょう
第19章 説教
ぐるぐるぐる1人で思い悩むけど、他2人はそんなこと過ぎたこと、らしく。
「そう言われても、その意思を汲み取れなきゃ意味ねぇ」
「…………じゃあ、どうしろってんだよ」
話は進む。
というか、やっぱり水上さんは許してくれないんだね……
あの空気の再来がなかっただけ、良しとするしかないか
して、水上さんのあの切なさの原因は?
キリッと水上さんを見るけど、やっぱり私に気は向けてくれないらしい。
「汲み取れればいいわけだよ。反省が、な?」
ぴっと水上さんのポケットから、細長い紙が2枚現れる。
それがなんなのか分かり、私の思考から“水上さんの切なさについて”がすぅと消える気配を感じとる。
「……冗談だろ」
「行けるよな?杏ちゃんに少しでも悪いと思ってるのなら、反省したというのなら。杏ちゃんの望み1つ、叶えるくらいしてみせろ」
「………いつ、こいつが俺と遊園地行きたいって望んだんだよ」
「あの目見て、それもう1回言ってみろよ」
ひぃちゃんと行けるなら、どこでだって楽しいし、嬉しい。
「そう言われても、その意思を汲み取れなきゃ意味ねぇ」
「…………じゃあ、どうしろってんだよ」
話は進む。
というか、やっぱり水上さんは許してくれないんだね……
あの空気の再来がなかっただけ、良しとするしかないか
して、水上さんのあの切なさの原因は?
キリッと水上さんを見るけど、やっぱり私に気は向けてくれないらしい。
「汲み取れればいいわけだよ。反省が、な?」
ぴっと水上さんのポケットから、細長い紙が2枚現れる。
それがなんなのか分かり、私の思考から“水上さんの切なさについて”がすぅと消える気配を感じとる。
「……冗談だろ」
「行けるよな?杏ちゃんに少しでも悪いと思ってるのなら、反省したというのなら。杏ちゃんの望み1つ、叶えるくらいしてみせろ」
「………いつ、こいつが俺と遊園地行きたいって望んだんだよ」
「あの目見て、それもう1回言ってみろよ」
ひぃちゃんと行けるなら、どこでだって楽しいし、嬉しい。
