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じゃあ、じゃあさ……



「せめて………“なんで”の部分くらい、教えてはくれないの………？」



半ば聞けないと思いながらも出てしまった言葉。


ひぃちゃんは眉間に皺を寄せ、小さく息を吐いた。



「そんな深くまで、俺に関わって、お前、どうしたいんだよ？本気で、“逃げれなく”なるぞ」



…………なに、それ



その言葉は



「ひぃちゃんが言うべきじゃないよね？それ。“逃げ道”って………え？なに？作ってるつもりだったの？そもそもその考えがおかしくない？だって、逃げ道も何も私をここに閉じ込めたのは」



胸の中のもやもやはいつの間にかイライラになってて、言ってはいけない言葉に変わっていた。