無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

ジト目を強化し、水上さんを見るが、そんなことは露知らず。


水上さんの口は止まらないらしい。



「杏ちゃんのことだから、開口一番“むしゃくしゃするから抱いて”とか」



私は痴女かいな？



ムッとするけど、思い返せば浮かぶはそう思われても仕方ない私の言動の数々。


水上さんのそのイメージは、間違いなく自分で築き上げてきたものだ。


納得してしまえば、反論などできるはずもない。



「あとは、そうだなぁ………膨れ面して拗ねてる、とか？」



私は子供かーい



気力なく、心中で突っ込むも、そのイメージを作ったのも自分と思ってしまえばそれまでのこと。



はい。こうさーん