無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

寝たままばんざーいとし、何も言わない私を見て、水上さんの顔はもっと困ったさんに。



「………兎にも角にも、今の状態の杏ちゃんは予想外過ぎで、絶賛俺、困り中なんだよねぇ………」



それは結局のところ、元気な姿を見せて、とでも言いたいのだろうか。



しかーしながら？私は？水上さんにとって？まだまだお子ちゃまのようですしぃ？

お子ちゃまにそんな気遣いできるわけあーりませーん



割に根に持つ私は本当、しょうもない。


でも、失礼過ぎる水上さんの発言たちがなくとも、今の私に元気さを見せる気力はないのだ。


水上さんに背を向け、申し訳ないけれど沈黙を突き通す意思を見せる。


呆れたのか困ったのか、水上さんから溜息が漏れた。