テキストサイズ

暗闇で恋しましょう

第27章 恋………なのか……?

しかし、床に私の頭がぶつからないよう庇ってくれたのは、ひっじょーーーにポイントが高い。


それに今のこの体勢。


まるでひぃちゃんに今から襲われるよう。


グッジョブ。突き飛ばし。


だけど、ひぃちゃんもその体勢のことに気付いたらしく、すぐに身体を離してしまった。


ちぇと思いながらも頭にあるのは、鈍い音と痛がるひぃちゃん。



「ひぃちゃん、なんかに当たった?鈍い音したし、痛がってたよね?」

「ん?あ、あー………多分、庇う時に、手があれに当たったんだろ」



ひぃちゃんが指差す方を見れば、テーブルがあって。


あれは、痛い。



「腫れるかも。なにか冷やすもの」

「いや、いい。気にするな」



今もさすってるし、痛いだろうに、何を強がってるのかと。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ