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暗闇で恋しましょう

第27章 恋………なのか……?

しかし、結局ひぃちゃんの答えは聞けていないのだ。


そんなままで寝てしまっては、ひぃちゃんの思う壷なのでは?



それは解せん

故に、寝て、たまるか!



かっと目を見開くも、すぐに瞼が落ちていく。



あぁ、だめだ………



大好きなひぃちゃんの体温と、匂いと、手の平。


この空間は、私にとって安心できる要素しかない。


こんなの逆らえるわけが無い。


ふっと体の力を抜き、眠気に身を任せ、夢の中に入る間際。

























「言えるわけ、ないだろ。そんな、簡単に」















ひぃちゃんから、そんな言葉が聞こえた気がした。

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