暗闇で恋しましょう
第31章 俺とあいつとそしてーー……④
自分でして初めて気付く。
ひぃちゃんの優しさ。
「っ」
ひぃちゃんのことが分かったからか。
こんな小さいことで、なんだかたまらない気持ちになる。
敷布団を敷いて、なんとかひぃちゃんをその上に寝かせる。
これまた重い布団をやっとこさ、ひぃちゃんの体の上に。
ふぅと一息ついて、ひぃちゃんの枕元に腰を下ろす。
「………ひぃちゃんは、私に疑問を植え付ける天才だね」
人差し指でひぃちゃんの眉間をとんと指し、皺を解すようにぐりぐりと動かす。
「私、まだ、疑問ばっかりだよ。意味不明な行動の意味とか………そういえば、どこにも行かないって言ってもらえてないし。今だって、誰を思って頬を撫でたの?」
「………あと、ね……」
「私、ひぃちゃんの過去聞くの、初めて、だったんだよ」
ひぃちゃんの優しさ。
「っ」
ひぃちゃんのことが分かったからか。
こんな小さいことで、なんだかたまらない気持ちになる。
敷布団を敷いて、なんとかひぃちゃんをその上に寝かせる。
これまた重い布団をやっとこさ、ひぃちゃんの体の上に。
ふぅと一息ついて、ひぃちゃんの枕元に腰を下ろす。
「………ひぃちゃんは、私に疑問を植え付ける天才だね」
人差し指でひぃちゃんの眉間をとんと指し、皺を解すようにぐりぐりと動かす。
「私、まだ、疑問ばっかりだよ。意味不明な行動の意味とか………そういえば、どこにも行かないって言ってもらえてないし。今だって、誰を思って頬を撫でたの?」
「………あと、ね……」
「私、ひぃちゃんの過去聞くの、初めて、だったんだよ」