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暗闇で恋しましょう

第34章 これからも…………なんて

浮かんだ情景は、私がどんなことをしても避けられない。


先延ばしにしているだけだと分かっていても、ぐっと僅かにある気力で自分を保つ。



「……………泣くな」



指は止めず、ひぃちゃんは、私の頬を伝う涙を、優しく口付け拭った。


ずっと、我慢していたのに。



また、子供だ、って馬鹿に、されちゃうな………



ぎゅっとひぃちゃんに抱き着いたのは、最後の足掻き。


それを合図だと言わんばかり、ひぃちゃんの指の動きは急速に速くなり、イイとこばかりを刺激する。



「っ…………」



あまりの快感に声すら出ず、ふっと意識が遠のく感覚。


最後の足掻きも虚しく、力のなくなった手は、宙を舞う。



嫌だ。やだ………ひぃちゃ、どこにも………










「…………かな、で………」









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