暗闇で恋しましょう
第5章 眠れぬ夜は
最初に勝ったのはひぃちゃんだし、それがなくたって回数的にひぃちゃんが勝者なんだ。
それでも、どうしてもして欲しいことがあった私。
ひぃちゃんが勝つ度、約束を切り出されそうになる度、難癖をつけひぃちゃんの勝利を無いことにした。
齢16にもなるのに、なんと大人気無い。
それに、よく考えれば、ゲームが1回で終了なんて言ってないんだし、ひぃちゃんが勝つ度にあの約束は利用すれば良かった気がする。
.....なんか私、すごい悪い女みたい
罪悪感でもやもやする。
悪い女もまたモテるとかなんとか。
でもこれとはまた意味合いが違う気が.....
「......で、何して欲しいの」
ぐるぐる考える私の背を押すように掛けられた言葉。
本当、今日は優しくて調子が狂う。
「っ.....あ、あのね、ひぃちゃんもして欲しい事、言っていいよ。何回勝ったか覚えてないけど、買った回数分」
「いい。別に。特に無いし。お前ができそうなこと」
それは......正論だけども....
料理をすれば黒い物体に。
洗濯すれば泡だらけに。
掃除すれば、より汚し。
それでも、どうしてもして欲しいことがあった私。
ひぃちゃんが勝つ度、約束を切り出されそうになる度、難癖をつけひぃちゃんの勝利を無いことにした。
齢16にもなるのに、なんと大人気無い。
それに、よく考えれば、ゲームが1回で終了なんて言ってないんだし、ひぃちゃんが勝つ度にあの約束は利用すれば良かった気がする。
.....なんか私、すごい悪い女みたい
罪悪感でもやもやする。
悪い女もまたモテるとかなんとか。
でもこれとはまた意味合いが違う気が.....
「......で、何して欲しいの」
ぐるぐる考える私の背を押すように掛けられた言葉。
本当、今日は優しくて調子が狂う。
「っ.....あ、あのね、ひぃちゃんもして欲しい事、言っていいよ。何回勝ったか覚えてないけど、買った回数分」
「いい。別に。特に無いし。お前ができそうなこと」
それは......正論だけども....
料理をすれば黒い物体に。
洗濯すれば泡だらけに。
掃除すれば、より汚し。