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肉食系な彼氏。

第4章 一匹狼あらわる

教室に戻ると既に
授業は終わっていたらしく
授業の間にある休憩の時間だった

友達と話す人や恋人とイチャつく人、グループを作って何やらゲームをしている人…
色々な生徒がいる中、
見馴れない顔立ちの生徒が
こちらに気付き手を振ってきた


「みーおー!!!!」


その人は周りに集まる女子を
押し退けあたしの元へ歩いてくる


「美桜!探しててんで!
どこいってたん?」


口からマシンガンのように
飛び出る関西弁に
サイドに盛った茶色い髪の毛
全てを見抜かれそうなキレイな黒の瞳に
高く伸びた鼻、薄い唇、
女の子と錯覚させそうな華奢な体。


だ…誰…


「っあー!!誰?って
顔してるやろ!
俺やん!忘れたんか?」


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