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「ねぇ、もうさ
俺以外の男と楽しそうに
話しないでよ。
喋んなとまでは言わないけど
俺…妬いちゃうから…。」


教室に戻る途中、
優斗が廊下で呟く。

遠慮がちにいうその姿に
優斗を放置して先輩と喋ってた
自分に反省した。


「うん…ごめんね？」

「ううん！いいよ！
だって俺、美桜のこと
だーいすきだもんね！」

「あたしも…ゆ、優斗のこと…
大好きだよ…っ」


自分から滅多に好きなんて
言わない。
というか言えないあたしが
珍しく自分の気持ちを伝える

少し、自分でも驚いた。


ガラッ


「ただいまー！」