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斉藤太一です

第2章 斉藤太一です

僕の好きな人はね




とても
優しい人だったんだ




居酒屋で
声をかけられて
知り合ったんだけどね




とっても
優しくて


とっても

頼りがいがあって



とても



スタイルがよくて






僕なんかに

どうして
話しかけてくれるんだろうって



思ったんだよ







僕は
ほら・・・


眼鏡をかけてて


ちょっと
くたびれた
スーツを着ていて



営業で
歩き回ってるから
靴も
ぼろぼろで・・・・






恥ずかしいだろ?





そうか




だから

君も

僕を睨むんだね






だから

君は


僕を見ると


ちょっと
嫌そうな顔を
するんだね




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