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斉藤太一です

第2章 斉藤太一です

君は

僕が立ち寄る
コンビニの側に
いつも座っていたよね



駅の裏通りにある

小さなコンビニ



そこは
メジャーな名前じゃなくて
なんだか
不思議な名前のコンビニで


あんまり人がいないから
僕はそこが
好きだったんだ




君も

好きだったのかい?





あの・・・




不思議なコンビニが。









あの客の少ないコンビニが
つぶれなくてよかったよ



だって

つぶれたら



君に会えなくなってしまうかも
しれないだろ?






寂しそうな君が



居場所を無くしたら
もっと
寂しくなるんじゃないかって






なんとなく


そんな気がして







心配していたんだよ




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