斉藤太一です
第11章 夏休み
「ど、どうしたんだい?」
しずくが
チラチラと
時計を気にしはじめた
どうしよう
まだ
話したいことが
あるのに・・・
「あのね
ママに内緒で
お手紙持ってきてたんだけど
お手紙が
少なくなってきたから
ママ・・・気付いちゃうかも・・・」
「そうか
枚数が少ないことに
気付いたら
しずくちゃんが
内緒で僕に会ってることが
バレちゃうんだね?」
「・・・うん・・・」
「大丈夫だよ
今まで
沢山持ってきてくれて
ありがとう
僕はもう十分だから
もう
これが最後で大丈夫だよ」
「ほんと?」
「ほんとだよ」
そう言って
僕は
しずくの手を
優しく握った
「しずくちゃんのおかげで
お客さん
沢山来てくれるように
なったんだ
だからね
お手紙は
僕がもらいに行くよ
次は
僕が
会いにいくから
僕が
しずくを
迎えに行くから」
しずくが
チラチラと
時計を気にしはじめた
どうしよう
まだ
話したいことが
あるのに・・・
「あのね
ママに内緒で
お手紙持ってきてたんだけど
お手紙が
少なくなってきたから
ママ・・・気付いちゃうかも・・・」
「そうか
枚数が少ないことに
気付いたら
しずくちゃんが
内緒で僕に会ってることが
バレちゃうんだね?」
「・・・うん・・・」
「大丈夫だよ
今まで
沢山持ってきてくれて
ありがとう
僕はもう十分だから
もう
これが最後で大丈夫だよ」
「ほんと?」
「ほんとだよ」
そう言って
僕は
しずくの手を
優しく握った
「しずくちゃんのおかげで
お客さん
沢山来てくれるように
なったんだ
だからね
お手紙は
僕がもらいに行くよ
次は
僕が
会いにいくから
僕が
しずくを
迎えに行くから」