斉藤太一です
第14章 変わらない僕・変わらない君
かすみの
細い腕を
つかんだまま
放せないでいる僕に
かすみは
文句も言わないまま
「迷惑じゃないなら・・」
そう
つぶやいた
「迷惑なんかじゃないよ
僕は
そうしたいんだ
手紙を・・
かすみからの
手紙を読んで
ずっとずっと
思ってたんだ」
止まらない
どうしよう
僕の心が
・・・止まらない
「しずくちゃんの話が
もっと聞きたいんだ
赤ちゃんの時のことも
保育園の時のことも
今のことも
なんでも
なんでも
聞いてあげたいんだ」
少し
声が大きくなっていた
分かってる
かすみが
少し
驚いた顔をしてる
ごめん
でも
止まらない
このまま
君を帰したら
僕は
また
後悔してしまうんだ
細い腕を
つかんだまま
放せないでいる僕に
かすみは
文句も言わないまま
「迷惑じゃないなら・・」
そう
つぶやいた
「迷惑なんかじゃないよ
僕は
そうしたいんだ
手紙を・・
かすみからの
手紙を読んで
ずっとずっと
思ってたんだ」
止まらない
どうしよう
僕の心が
・・・止まらない
「しずくちゃんの話が
もっと聞きたいんだ
赤ちゃんの時のことも
保育園の時のことも
今のことも
なんでも
なんでも
聞いてあげたいんだ」
少し
声が大きくなっていた
分かってる
かすみが
少し
驚いた顔をしてる
ごめん
でも
止まらない
このまま
君を帰したら
僕は
また
後悔してしまうんだ