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斉藤太一です

第17章 遅くなってごめんね、しずく


僕の
胸の中に
かすみがいる



こんなにも
幸せで

こんなにも
夢のようなことが
起きているのに


僕は

涙ひとつ
流してないのが
不思議だった




いや



今起きていることが


まだ
現実のことだと
信じられないのかもしれない





目を閉じると

かすみが
とても緊張してるのが
伝わる



僕も


同じだよ




とても
緊張してる






でも







君に



キスがしたい

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