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斉藤太一です

第3章 大人って・・・つまらないね

玄関まで
君を見送ると


君は振り返って
僕の名前を呼んだんだ

覚えてるかい?




「斉藤太一さん」




「・・はい」




「また来てもいい?」






「も・・もちろん」






そう言うと
君は少しだけ
微笑んで

帰って行ったね




うれしかったよ


また会える



また来てもらえる






いつか分からないけど


また

君に会える






今でも
君に会いたいと
毎日思っているけど



あの時も
思っていたんだよ


君に
会いたいって。


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