斉藤太一です
第19章 最終章・・・そんなのいらない
「ん~・・
そうだなぁ(笑)
あれは
ナンパだったかなぁ・・」
「え~~っ
おとーさんが?
信じられないんだけど(笑)」
しずくの
笑顔は
とても
かすみに似ている
僕は
緊張していて
心臓が
音を立てていたんだけど
しずくの
笑顔を見ると
なんだか
不思議と
落ち着いて
昔に
タイムスリップしたような
感覚に
陥った
「声をかけた日は
雨が
降ってたんだ
どしゃぶりで・・・
ママがね
びしょ濡れになってたんだよ」
「・・・・・」
そして
僕は
立ち上がって
しずくの前に
しゃがみこんだ
「僕がね
こんな風に
ママの前に
しゃがみこんで
声をかけたんだよ
そのままだと
ママが
死んでしまうんじゃ
ないかって・・思ったんだ」
「そしたら?」
「うん・・
ママに
名前を聞かれたんだ
誰?って。
それで
僕は
斉藤太一ですって
答えたんだ」
「・・変なの」
そうだなぁ(笑)
あれは
ナンパだったかなぁ・・」
「え~~っ
おとーさんが?
信じられないんだけど(笑)」
しずくの
笑顔は
とても
かすみに似ている
僕は
緊張していて
心臓が
音を立てていたんだけど
しずくの
笑顔を見ると
なんだか
不思議と
落ち着いて
昔に
タイムスリップしたような
感覚に
陥った
「声をかけた日は
雨が
降ってたんだ
どしゃぶりで・・・
ママがね
びしょ濡れになってたんだよ」
「・・・・・」
そして
僕は
立ち上がって
しずくの前に
しゃがみこんだ
「僕がね
こんな風に
ママの前に
しゃがみこんで
声をかけたんだよ
そのままだと
ママが
死んでしまうんじゃ
ないかって・・思ったんだ」
「そしたら?」
「うん・・
ママに
名前を聞かれたんだ
誰?って。
それで
僕は
斉藤太一ですって
答えたんだ」
「・・変なの」