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斉藤太一です

第21章 運動会


「そんなに
落ち込まなくっても・・」



とぼとぼと歩く
僕のスピードに合わせて
隣を歩くかすみは
そう言って
僕の顔を見上げた



「うん・・・でも・・」



そう言う僕の
視線の先には

手もつながずに
ちょっと怒って
一人先を歩く・・しずく。




「はぁ・・・」




そんなしずくを見て
僕はまた

溜息をついた



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