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斉藤太一です

第22章 赤ちゃん



「かすみ…」


かすみの
パジャマの中に手を忍ばせ
直接僕も
かすみの肌に触れると

柔らかな肌の心地よさに
思わず
熱い息がもれてしまう


「そのことは
もう話をしたじゃないか」


「…ん…でも…」


素肌に手を滑らせて
もっと柔らかな
かすみの胸に触れると
かすみは目を閉じて
顔をそむけた


「気にしなくていいよ
本当に僕は
今のままで十分なんだ」


パジャマのボタンを外し
袖を抜くと同時に
かすみを
横向きに寝かせて

僕は
かすみの背中に
舌を這わせた


「あっ……んんっ…」


やんわりと
僕の大きな手で
胸を包みながら
背骨にそうように
舌を這わせると

かすみは

シーツを
握りしめる


「太一さっ…」

僕が
かすみと
こんな時を過ごせることを
どんなに幸せだと思っているか
わかるかい?


僕はね

幸せすぎて
怖いくらいなんだ


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