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斉藤太一です

第6章 隅っこと隅っこで

どうしたらいいか
わからない僕は


ただ


僕の方を向いて
目を閉じてる
かすみを見つめたまま


ベット脇に
座りこんでいたんだけど




どれくらい
してだったかな・・





かすみが

目を閉じたまま

話しをはじめたんだよね






「・・・斉藤さん・・」





「・・ん?」







「もう・・よくなってきたから

心配しないで」







「・・・うん」








「でも・・・」









「どうしたの?」








「このまま・・・


横になっててもいい?」










「かまわないよ

好きなだけ


寝てていいんだ」












「ありがとう







・・なんだか


・・・落ち着く・・・」












「そうか・・


それはよかった」




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