テキストサイズ

第3章 横顔



結衣「…」


恐る恐る布団を捲ってみると
そこには…


結衣「!!」


裸の男性が眠っていた
横顔しか見えていなかったが
その人は確実に結衣の彼氏、慶一郎では
なかった
だけどどこか
見覚えのある横顔で…


結衣「二海、さん?」

篤「ん…」


隣にいたのは上司の二海篤だった
でも何故、彼が…


篤「んん…」

結衣「えっ!?あっちょっ…」


寝ぼけているのか
篤は結衣を強く抱きしめた
必死に抵抗する結衣だったが篤は結衣を
押し倒し
逃げられないよう
その上に覆いかぶさった


結衣「あ、あの、すいません!!」

篤「…」

結衣「起、起きてください!!二海さん
起きて!!」

篤「…」

結衣「起きてってば!!」

篤「…」


反応なし
不本意だったが
篤が起きるまで我慢するしかない

だけど…


結衣「…!?」

篤「…」


寝てるはずなのに
篤の手は結衣の体に触れていき…


結衣「!!」


そう易々と触れてはいけない
禁断の場所まで…


ストーリーメニュー

TOPTOPへ