嘘
第12章 慶一郎の過ち
慶一郎「…」
理香「慶一郎、ここここ」
慶一郎「あぁ…」
週末の夜
慶一郎は飲みに出ていた
結衣と喧嘩して以来
避けていたが結衣は仕事で泊まり
結衣に気兼ねする事なく今夜は飲む事が
出来た
慶一郎「みんなは?」
理香「なんか予定が悪くなったから今日
無理だって」
慶一郎「えっみんな?」
理香「何、私一人じゃ不満なの?」
慶一郎「そうじゃないけど」
理香「どうだか」
慶一郎「…」
不満ではなく不安
結衣との喧嘩の原因は理香だし
友達複数で飲むならまだしも二人っきり
なんて…
理香「まあ飲もうよ、どうせ今日は彼女
泊まりでいないんでしょう?」
慶一郎「まあ…」
理香「飲んで飲んで」
慶一郎「…」
今夜は飲もう
飲んで飲んで飲みまくろう
そうすれば余計な事を考えないで済む
そんな甘い考えから
慶一郎は飲んで飲んで飲みまくった
その結果…
慶一郎「うぅ…飲み過ぎた…」
一人では歩けないほどベロンベロンに
酔っ払ってしまった
理香「慶一郎、ほらっしっかりして」
理香の前で…