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第12章 慶一郎の過ち



理香「ほらっ、しっかりして」

慶一郎「あ…ぁあ…」


理香の肩を借り
慶一郎は家まで送ってもらった


慶一郎「ただいま!!」

理香「慶一郎、ちゃんと靴脱いで」

慶一郎「疲れた~」

理香「ちょっとまだ寝ないの」

慶一郎「うぅ…」


靴を脱がせてもらい
スーツのままベッドに横になった

このままでは服がシワになると理香は
慶一郎のネクタイを緩め
服を脱がした


理香「服シワになるから脱いで」

慶一郎「…ぅんっ」


酔っ払っているからか
慶一郎は抵抗する事なくされるまま
着替えの為だったが気付けばパンツ一丁
になっていた


慶一郎「…寒い」

理香「今着替えだすから待って」

慶一郎「うんっ…」

理香「…」


着替えを取る名目で
部屋の中をまじまじと見渡す理香


綺麗に整理整頓された部屋には
慶一郎の服の他に
結衣の服や鞄

茶碗や湯飲み、歯ブラシなど
結衣と一緒に暮らしてる事が伺える物が
所狭しにあり…


理香「…」

慶一郎「結衣、寒いから早くっ…」

理香「…結衣じゃないし」

慶一郎「んん…」


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