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慶一郎「理香と飲みに行って酔っ払って
送ってもらって…でもその時は酔ってて
理香だって気づかなくて…」

結衣「…」

慶一郎「言い訳に聞こえるかもしれない
けど…結衣と間違えて…」

結衣「…」


何も言えなかった
怒ってるからでも呆れてるからでもない
ただ始まりは同じなのに終わりは
こうも違うのかと…

偽りと謝罪


慶一郎「…ごめん」

結衣「…」


篤と関係を持った時
自分は嘘を付き慶一郎を騙した
だけど慶一郎は自分の非を認め謝罪した
土下座をして

もちろん
慶一郎自身が
浮気、不倫を毛嫌いしているから


だけど本質は違う
本質は…


慶一郎「自分は愛人の子供だから自分は
絶対、浮気なんてしないってそう決めて
たのに…」

結衣「慶ちゃんは悪くない…」

慶一郎「やっぱり…蛙の子は蛙なんだよ
結局は…」

結衣「慶ちゃんは悪くない！！それなら
私だって…」

慶一郎「結衣？」

結衣「私、私だって…」