嘘
第15章 発覚
上司「では二海さん、挨拶を」
篤「はいっ」
結衣「…」
篤「皆さん、短い間でしたがお世話にな
りました」
桃子「二海さん、これは私達からです、
みんなでお金を出し合って買ったんです
良かったら」
篤「ありがとう、受け取るよ」
結衣「…」
数週間後
篤は予定通り移動に
細やかながら会社で送別会を開いた
あの日を最後に
篤とは触れ合っていない
不思議なもので今までの事が夢のようで
現実にあった事なのかわからなく
なっていた
篤「ありがとう、ありがとう」
結衣「…二海さん」
篤「深沢」
結衣「色々お世話になりました、本当に
ありがとうございました」
篤「…ありがとう」
結衣「…」