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第16章 本当の嘘つき



最初に違和感を感じたのはあの日
結衣と一緒に暮らし始める
少し前の事だった


結衣「ベランダに出てしない?」


この家での思い出に
ベッドではなくベランダでしたい
そうせがまれ恥ずかしかったが限界だし
承諾した


慶一郎「結衣、挿れるよ」

結衣「…ぅんっ…ンッ!!ぁっ…」


いつものように
ゆっくり腰を押し進めた
抵抗なく慶一郎を受け入れる結衣

いつもと同じ
だけど繋がった瞬間
慶一郎は結衣の体の異変に気づいた


見た目ではわからない
だけど確実に結衣の中は以前とは違う

以前なら繋がった瞬間
一気に絡み付いて離れなかった
だけど今は多少なり反応はするものの
執着心がない


まるで…


慶一郎「…結衣」

結衣「うっ…ぁぁ…あんっ」


まるで
他の男を知り
自分にはもう興味がないように…


慶一郎「…っう」


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