テキストサイズ

第16章 本当の嘘つき



慶一郎「ただいま」

結衣「お帰りなさい」

慶一郎「寄り道してたら遅くなっちゃっ
た、ごめん」

結衣「ご飯出来てるから食べよう」

慶一郎「うん」


悪びれる様子もなく
何事もなかったように接する結衣

こんな女だったのか?
それともいつの間にか変わったのか?


どちらにしろ
自分は結衣に裏切られた
ショックだったし怒りが込み上げてきた


だけど別れようとは全然思わなかった
結衣の事は今でも好きだし
ずっと一緒にいたい

だから我慢した


でも俺も
結衣を責められない
酔っ払ってたとはいえ理香と浮気した
途中で気づいたけど繋がった
セックスした

その事を結衣に謝罪すると…


結衣「慶ちゃんは悪くない!!それなら
私だって…」

慶一郎「結衣?」


篤との関係を白状し謝罪するかと思った
だけど結衣は何も言わなかった
一生黙ってるつもりか?
それなら…


慶一郎「…」


俺にも考えがあるよ…


ストーリーメニュー

TOPTOPへ