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第3章 横顔



時間差で家を出ると会社へ向かった
あんな事があった後でも
仕事は仕事

休んでる暇はなかった


結衣「…はぁっ」

桃子「先輩、昨日あれから大丈夫でした
か?」

結衣「なっ…何が!?」

桃子「何がって…お酒飲めないのに飲み
過ぎて倒れたじゃないですか」

結衣「あ、そうだったね」

桃子「酔っ払った先輩を二海さんが家ま
で送ってくれたんですよ?」

結衣「…みたいだね」

桃子「私、ちょっと見直しちゃいました
仕事人間だと思ってたけど本当は優しい
人なんですね」

結衣「あれのどこが…」

二海「深沢」

結衣「…」

二海「深沢、聞こえないのか」

結衣「聞こえてます」

二海「なら返事しろ、今度の特集ページ
の事で話しがあるから来い」

結衣「…はいっ」


今朝の事もあり嫌々感丸出しで
篤の席へ向かった結衣

だけどそこで…


篤「…」

結衣「なんですか」

篤「この特集、今すぐやり直せ」

結衣「は!?」


社会の厳しさを知らされる結衣だった



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