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第3章 横顔



篤「先に出るけど仕事、遅れるなよ」

結衣「…」

篤「深沢、聞こえてるんだろう」

結衣「…」

篤「来なかったら俺とセックスした事、
お前の彼氏にバラすからな」

結衣「!!」


何を言われようと
ずっと無視し続けていたが
慶一郎にバラすと言われ慌てて飛び起き
た結衣

二人に面識はない
例え話しても慶一郎は信じない
だけど…


結衣「やめてください…それだけは絶対
絶対にやめて」

篤「深沢次第だよ」

結衣「!!」


見せられたのは
携帯の画面に写る一枚の写真
そこには今さっきの行為の一部始終が
バッチリ
写されていた


篤「綺麗に撮れてるだろう?今の携帯は
画質もすごく綺麗だ」

結衣「いつの間に…消して!!消してよ
今すぐ消してってば!!」

篤「嫌だね」

結衣「何が目的…」

篤「別に、ただ生温い日常に飽きてるだ
け、だから刺激が欲しいのかな」

結衣「最低…」

篤「どうとでも言え、だけどこの画面が
ある限りお前は俺の物だからな」

結衣「…」

篤「わかったら早く準備しろ」

結衣「…はいっ」


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