嘘
第2章 一時の幸せ
女性「…!?」
男性「ごめ~ん、待った?」
女性「ううん、私も今来たところ」
男性「良かった」
私は深沢結衣 24歳
高校卒業後、第一志望の会社に就職して
忙しくも充実した毎日を送っている
そして彼は
男性「家出ようとしたら先輩からメール
きて…」
結衣「大丈夫なの?」
男性「急用じゃなかったから」
彼は土井慶一郎 24歳
高校からの付き合いで某有名なIT企業
に勤める
私の自慢の彼氏
慶一郎「この前はごめんね、急に仕事に
なって…」
結衣「その分、今日はいっぱいサービス
してもらうからね」
慶一郎「了解」
今日は久しぶりのデートだった
社会人になってからはお互いに忙しくて
なかなか時間が合わず
この前は
当日にいきなり慶一郎が仕事になり
デートは白紙に…
だから今日は
思いっ切り楽しむ予定だった
結衣「行こう、慶ちゃん」
慶一郎「うん」