テキストサイズ

第5章 気になる彼女



慶一郎「結衣…が…」

結衣「…」


嘘をつきたくない
話せるものなら話してしまいたい

そんな想いから話したが
慶一郎は…


慶一郎「プッ(笑)」

結衣「!?」

慶一郎「悪い冗談やめろよ、結衣が浮気
するわけないだろう?」

結衣「何で…何でそう言えるの…」

慶一郎「見てればわかるよ、それに結衣
俺がそういうの嫌いだって知ってるだろ
う?」

結衣「…うんっ」


浮気、不倫
ほとんどの人が嫌なはず

だけど慶一郎はある理由から人並み以上
に浮気や不倫に
厳しい


それは結衣も知っている


慶一郎「ほらっ、帰ろう」

結衣「…うんっ」


手を繋ぎ
再び歩き出した二人

慶一郎は結衣を信じ疑ってなどいない
信じてくれている事は嬉しい
だけど辛くなる

酔った勢い、半ば強引
とはいえ自分は慶一郎を裏切った


結衣「…」


何も言わない以上
嘘をつき続けている以上
自分は慶一郎を裏切り続けているのだ


永遠に…


ストーリーメニュー

TOPTOPへ