嘘
第7章 招かれざる客
それは数分前の事
慶一郎「あっ、牛乳買うの忘れた」
結衣「私買って来るよ」
慶一郎「いいよ、俺行ってくるから」
結衣「でも」
慶一郎「その間に昼飯よろしく」
結衣「うんっ」
牛乳を買いにスーパーへ向かった慶一郎
その間に結衣は荷物を片付け
お昼の準備をした
数分後…
ピンポーン(インターホンが鳴る音)
結衣「早いな」
慶一郎が戻ったと思い扉を開けた結衣
だけどそこにいたのは
恋人の慶一郎
ではなく…
結衣「お帰りなさい、早かっ…」
篤「…」
結衣「何で…」
篤「引っ越し祝い届けに来たんだよ」
結衣「引っ越し祝いって…」
扉を開けると
そこにいたのは篤だった
引っ越した事はまだ誰にも言っていない
なのに何故、知っているのか…
篤「彼氏は?」
結衣「…買い物に出てます」
篤「ふ~ん」
結衣「…」
篤「あのさ、荷物置きたいんだけど」
結衣「あっ、じゃあ…どうぞ」
篤「お邪魔します」
結衣「…」