嘘
第7章 招かれざる客
篤「思い出しちゃえよ」
結衣「…でも」
篤「結局、もう元には戻れないんだから
俺は気持ちのまま…」
結衣「気、ンンッ!!んぁッ…」
篤「んっ、気持ちのまま…俺は結衣を求
める…」
結衣「ぁつ、ンッ」
篤「だから結衣、お前も…」
結衣「…」
桃子「先輩、部長が探し、て…」
結衣「!!」
篤「…」
桃子「あっ、ごめんなさい…私…あの…
失礼します!!」
結衣「あっ…ちょっ…」
篤「…」
結衣「ちょっと待って!!」
給湯室に篤を残し
急いで桃子の後を追った結衣
決定的な場面を見られ到底ごまかしよう
がなかったが
追いかけるしかなかった
今は…
結衣「待って、桃子ちゃん待って」
桃子「…先輩」
結衣「今のは…その…」
桃子「…」
結衣「…ごめん…今は何言っても言い訳
に聞こえると思うけど…その」
桃子「大丈夫ですよ」
結衣「…!!」
桃子「私、誰にも言いませんから」
結衣「…」