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第3章 秘密

赤「デザイン決まったか?」





結局僕は何のデザインも思い浮かばず、お店に置いてあるサンプルのデザインを眺めてた





青「んー…」





ファイルの中から一つ一つ絵柄を見ていく





青「あ、これ…」





赤「それ亮のやな。少しデザインちゃうけど、ベースはそれやで」





青「亮の龍って目ぇ、あらへんよね」





赤「あー、目ぇあるとどっかに行ってまうかもしれんから目ぇは入れんといてって頼まれてん。でも、目ぇ入れへんと顔のバランスが取りにくいから形だけは入れたけどな」





青「へー…なぁ、すばるくん」





赤「ん?なに?」





青「僕、これ入れたい」





赤「背中でええか?」





青「ううん、肩から二の腕にかけてこの位の大きさで…」





机に置いてあったメモとペンで軽くデザインを描いた





こう見えて絵を描くのが好きやねん





赤「お前、上手いなぁ」





青「ありがとぉ」

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