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いつか手をつないで歩こう

第6章 クリスマスの夜


こたつのテーブルに並べた料理を見て、浩輔は言った。

「わぁ、うまそう!でもこれ、ちょっと量多いんじゃない?」

「浩輔にいっぱい食べてもらいたくて、がんばったのよ」

「ま、いっか」

ポンッ

シャンパンを開けて乾杯したら、
私達のささやかなパーティーが始まる。


浩輔

ほんとにいいの?
こんな日に家にいて。


どうしていつまでも、彼女を作らないの?


なんてね。


ほんとは嬉しいくせに。


たとえ私を気遣って、
一緒にいてくれるのだとしても…。

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