悪魔的ドクター
第10章 恐怖
持ってきた鞄から聴診器を取り出す。
咲桜ちゃんが握りしめる手をそッと離し、ボタンを開けようと服に手を伸ばした。
だが
その手を止めてしまった。
「…どうなってんだ」
服はすでに開いていて
ボタンも外れている。
いや…違う。
外されてるのか…?
無理矢理…開けられた?
…誰にだ?
「わかんねぇ…。咲桜ちゃんに何があったんだッ」
いや、ダメだ。
今は先に治療をしないと。
集中しろッ
服を少し開け
聴診器を肌に近付けると…
俺は、ある事に気付いた。
…下着
破られてる?
医者と言えど
年頃の女の子の洋服の中を見る訳にはいかないから、なんとも言えないが…
他にも気になる所がある。
脈を測るのに腕を持った時
手首が赤くなっていた。
それも両方だ。
咲桜ちゃんの左頬も赤い。
まさか…
何かの事件に巻き込まれているのか?
最近元気がなく見えたのは…
間違いではなかった?
彼女はずっと
俺に助けを求めていたんじゃないのか…?
何が
どうなってんだ…
咲桜ちゃんが握りしめる手をそッと離し、ボタンを開けようと服に手を伸ばした。
だが
その手を止めてしまった。
「…どうなってんだ」
服はすでに開いていて
ボタンも外れている。
いや…違う。
外されてるのか…?
無理矢理…開けられた?
…誰にだ?
「わかんねぇ…。咲桜ちゃんに何があったんだッ」
いや、ダメだ。
今は先に治療をしないと。
集中しろッ
服を少し開け
聴診器を肌に近付けると…
俺は、ある事に気付いた。
…下着
破られてる?
医者と言えど
年頃の女の子の洋服の中を見る訳にはいかないから、なんとも言えないが…
他にも気になる所がある。
脈を測るのに腕を持った時
手首が赤くなっていた。
それも両方だ。
咲桜ちゃんの左頬も赤い。
まさか…
何かの事件に巻き込まれているのか?
最近元気がなく見えたのは…
間違いではなかった?
彼女はずっと
俺に助けを求めていたんじゃないのか…?
何が
どうなってんだ…