悪魔的ドクター
第12章 姉弟
マンションに帰り
リビングでテレビを見ながら
やっぱり気になるあの女性。
たぶん
ただの患者さん。
そんな当たり前な事
わかっているはずなのに
なんかちょっと…イヤ。
今まで全然思わなかったのにな…
♪~━…
テーブルに置いてあった携帯電話が着信を知らせた。
相手は
速水先生…。
ドキッとする。
今まで先生の事を考えてた
このタイミングで
先生から電話なんだもん。
恐る恐る携帯を開き
通話ボタンを押した。
「…もし、もし」
『あ、咲桜ちゃん?急に悪いな。今からたぶん、子供連れの女がそっちに行くかもしれない』
「えッ…」
それって…さっきの?
『俺もすぐ帰るから、適当に扱っといて』
そう言って
先生は急いでたらしく
一方的に電話を切ってしまった。
…で?
来るのッ!?
元妻だか
愛人だか
不倫相手だかわからん人と
ここで会えと!?
適当に扱うって
どうしろと!?
先生が来る前に女性が来るのは
やめてほしいんだけど…
━━━━ピンポーン…
悪いタイミングで
マンションのチャイムが鳴った。
リビングでテレビを見ながら
やっぱり気になるあの女性。
たぶん
ただの患者さん。
そんな当たり前な事
わかっているはずなのに
なんかちょっと…イヤ。
今まで全然思わなかったのにな…
♪~━…
テーブルに置いてあった携帯電話が着信を知らせた。
相手は
速水先生…。
ドキッとする。
今まで先生の事を考えてた
このタイミングで
先生から電話なんだもん。
恐る恐る携帯を開き
通話ボタンを押した。
「…もし、もし」
『あ、咲桜ちゃん?急に悪いな。今からたぶん、子供連れの女がそっちに行くかもしれない』
「えッ…」
それって…さっきの?
『俺もすぐ帰るから、適当に扱っといて』
そう言って
先生は急いでたらしく
一方的に電話を切ってしまった。
…で?
来るのッ!?
元妻だか
愛人だか
不倫相手だかわからん人と
ここで会えと!?
適当に扱うって
どうしろと!?
先生が来る前に女性が来るのは
やめてほしいんだけど…
━━━━ピンポーン…
悪いタイミングで
マンションのチャイムが鳴った。