悪魔的ドクター
第13章 元カノ
私は両親が勝手に決めた許嫁と結婚させられ、翔灯に会う事も許されなかった。
だけど私の気持ちは
あの時も今も…
ずっとアナタを愛しています
許嫁とは離婚しました。
もう1度
2年前の約束を…
私と結婚してください
白石柚花』
どういう事だよ…。
"結婚していた"?
だからいなくなったのか?
柚花には悪いが
俺はもうそのつもりはない。
あの日
俺は柚花を失った。
捨てられたと思っていたんだ。
若かった俺は
その現実を受け入れる事が出来なかった…。
「これはどうすっかな…」
手紙を封筒に戻し
婚姻届を眺めながら溜め息を吐いた。
勝手に捨てる訳にもいかないし
返すしかない。
ただ…
結婚し離婚もしたって
アイツに何があったんだ?
…とにかく会わないとか、か。
仕方ない…。
俺は携帯を取り出し
柚花に電話をした。
「速水だ。…久しぶりだな。手紙は読んだ。話があるから、明日の朝10時に◯◯公園に来て」
一方的に
義務的な話を終わらせ
電話を切った。
用件だけ話して
深くは関わらない様にするつもりだ。
咲桜ちゃんにも
変に気を使わせたくないから…
だけど私の気持ちは
あの時も今も…
ずっとアナタを愛しています
許嫁とは離婚しました。
もう1度
2年前の約束を…
私と結婚してください
白石柚花』
どういう事だよ…。
"結婚していた"?
だからいなくなったのか?
柚花には悪いが
俺はもうそのつもりはない。
あの日
俺は柚花を失った。
捨てられたと思っていたんだ。
若かった俺は
その現実を受け入れる事が出来なかった…。
「これはどうすっかな…」
手紙を封筒に戻し
婚姻届を眺めながら溜め息を吐いた。
勝手に捨てる訳にもいかないし
返すしかない。
ただ…
結婚し離婚もしたって
アイツに何があったんだ?
…とにかく会わないとか、か。
仕方ない…。
俺は携帯を取り出し
柚花に電話をした。
「速水だ。…久しぶりだな。手紙は読んだ。話があるから、明日の朝10時に◯◯公園に来て」
一方的に
義務的な話を終わらせ
電話を切った。
用件だけ話して
深くは関わらない様にするつもりだ。
咲桜ちゃんにも
変に気を使わせたくないから…