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就職活動性白書 セクハラ面接

第3章 恥辱のストリップ面接

「我々にとっては、滝岡なんて売り上げの1%にも
満たない。」

「来期からの取引見直しと人事に相談して
君のお父さんのリストラも考えなくてはな!」

「そ、そんな、ま、待ってください!」

ようこがいじめに苦しみ悩み抜いていたときに、
中退と通信制の高校に転勤して、痛みが癒えてから
将来を考えればいいと、深い懐で受け止めてくれたのは
父だった。

お金のかかる東京の私大に通わせてくれ、
一人暮らしをアルバイトなしで、できる援助を
快くしてくれたのも父だった。

父親に迷惑だけは絶対にかけれない。
死んでもそれだけはできない。ようこは、
迷いを捨てた。


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