懐かしい教室で♡♥︎♡
第1章 明石 悠渼先生と。-1年の教室で。
2年生になって3ヶ月で、最早ひさしぶりな1年のときの教室に来てみた。
桃瀬 早月は書き慣れた名前で、私の当然本名で、前の机の椅子に座ってみた。
「……明石先生」
1年のときの先生は、明石 悠渼先生といって、数学と補助英語の授業を受け持って、私の担任の先生だった人で、今のクラスでは違う先生だけど、よく面倒を見てもらった先生だ。
「クラス替えって何ですかー……」
浮いていたのではないけど、明石先生と話すのは楽しくて、よく他の友達のこととかは忘れて、教卓の前で話した、
隠れて喋るみたいで、私は生徒だから思い違いかもしれないけど、先生も……
私と話すのは楽しそうだったような……
分からないけど…。
クラス替えがこんなに唐突だったのは初めてだし。
明石先生…は、人気で、話してるときは気づかないけど、授業の合間でもクラスメイトにうわさされる先生だから。
「…あれ」
「あ」
先生だ。
「え、なんでいるんで…あ、違う。クラス、替わりましたよね。桃瀬さん」
明石先生は、敬語でいつも丁寧で、容姿が綺麗でも関係なくって、優しい先生。
「桃瀬さん、テスト良い成績ですよね、2年の…あ、すごいって噂ですよ。…知ってる範囲では」
「はい!ありがとうございます、先生」
「それにしてもどうしたんですか?なにか忘れ物ですか、教室に…」
なかなかすれ違わないし、学校でも授業があるから、目も合わないし、姿を見れない日もあるから…
こんなに話せたのは、担任だった時以来だから久しぶり。
「……ふふ」
自然に笑っていた。
先生の名前は、普通は会っていると呼び辛い、明石、って苗字をなんだか付けづらくて。
「…っあの。桃瀬さん。勉強は大丈夫ですかっ」
「え?はいっ、問題ありません」
あれ、髪…。
「先生、だめですよ。髪染めましたか?前…」
ガタッ、と音がして、私は、懐かしい教室の壁に押し付けられていた。
「あんまりっ、話さないで貰えませんかっ」
「え?せんせ…」
夕暮れが影を教室全体に落として、先生の顔が目の前にあるのかどうかよく見えない。
どうしたんだろう、急に…
あ、と思うと、右手に押し付けられた先生の腕時計と、距離が近くて、息があがるみたいになった。
顔がめちゃくちゃ赤い気がする…。
私の。
桃瀬 早月は書き慣れた名前で、私の当然本名で、前の机の椅子に座ってみた。
「……明石先生」
1年のときの先生は、明石 悠渼先生といって、数学と補助英語の授業を受け持って、私の担任の先生だった人で、今のクラスでは違う先生だけど、よく面倒を見てもらった先生だ。
「クラス替えって何ですかー……」
浮いていたのではないけど、明石先生と話すのは楽しくて、よく他の友達のこととかは忘れて、教卓の前で話した、
隠れて喋るみたいで、私は生徒だから思い違いかもしれないけど、先生も……
私と話すのは楽しそうだったような……
分からないけど…。
クラス替えがこんなに唐突だったのは初めてだし。
明石先生…は、人気で、話してるときは気づかないけど、授業の合間でもクラスメイトにうわさされる先生だから。
「…あれ」
「あ」
先生だ。
「え、なんでいるんで…あ、違う。クラス、替わりましたよね。桃瀬さん」
明石先生は、敬語でいつも丁寧で、容姿が綺麗でも関係なくって、優しい先生。
「桃瀬さん、テスト良い成績ですよね、2年の…あ、すごいって噂ですよ。…知ってる範囲では」
「はい!ありがとうございます、先生」
「それにしてもどうしたんですか?なにか忘れ物ですか、教室に…」
なかなかすれ違わないし、学校でも授業があるから、目も合わないし、姿を見れない日もあるから…
こんなに話せたのは、担任だった時以来だから久しぶり。
「……ふふ」
自然に笑っていた。
先生の名前は、普通は会っていると呼び辛い、明石、って苗字をなんだか付けづらくて。
「…っあの。桃瀬さん。勉強は大丈夫ですかっ」
「え?はいっ、問題ありません」
あれ、髪…。
「先生、だめですよ。髪染めましたか?前…」
ガタッ、と音がして、私は、懐かしい教室の壁に押し付けられていた。
「あんまりっ、話さないで貰えませんかっ」
「え?せんせ…」
夕暮れが影を教室全体に落として、先生の顔が目の前にあるのかどうかよく見えない。
どうしたんだろう、急に…
あ、と思うと、右手に押し付けられた先生の腕時計と、距離が近くて、息があがるみたいになった。
顔がめちゃくちゃ赤い気がする…。
私の。